外壁塗装に使用する塗料の種類はいくつかあるけれど、どれを選んでいいかわからない方も多いのではないでしょうか。外壁塗装を業者に任せるとしても、ある程度の塗料に関する知識はつけておきたいですよね。そこで今回は、塗料の種類や選び方のポイントをご紹介します。外壁塗装の予定がある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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外壁塗装に使う塗料の主な種類

それでは早速、外壁塗装に使う塗料の主な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

シリコン塗料

シリコン塗料は、耐用年数や費用、知名度などがすべて標準的なバランス型の塗料です。ラジカル塗料が登場する以前は、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢とされており人気を博していました。現在でも、実績があり安心して使用できる塗料で塗装したいという方を中心に選ばれています。耐用年数の目安は、約7〜10年です。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、光沢やツヤを出したい場合に選ばれる塗料です。耐用年数の目安は、約8〜10年と短めなので、近年では、ほとんど外壁塗装には使用されていません。10年以内に解体することや、退去することが決まっているのであれば、選んでも問題ないでしょう。

ラジカル制御形塗料

ラジカル制御形塗料とは、塗料が劣化する原因となる「ラジカル反応」と呼ばれるものを抑える性質を持った塗料です。耐候性に優れているほか、ツヤや光沢が美しい点が魅力です。比較的新しく登場した塗料であるため、性能の高さから注目されています。耐用年数は、18年〜25年ほどです。

防水塗料

アクリルを使用した防水塗料はコストが高めですが、耐久性に優れています。家の大敵ともいえる雨水などの水分が、中に入らないように守ってくれるため、家自体の耐久力がアップするでしょう。耐用年数は15年〜20年とわりと長めです。コストが高めという点や、冬に施工を依頼すると塗料の特性上、工期が長引いてしまう点に注意しましょう。

フッ素塗料

フッ素塗料とは、フッ素樹脂を使用した塗料のことで、防汚性に優れ、雨や紫外線に強いことが特徴です。シリコン塗料などと比較すると塗装単価は高額になりますが、20年〜という優れた耐久性を考慮すると塗り直しの回数が少なく済むため、長い目で見たときのコスパが良くなるかもしれません。

無機塗料

とにかく寿命が長い塗料をお探しのときには、無機塗料を選ぶと良いでしょう。耐用年数は25〜30年とされています。費用がかかっても良いので、とにかく塗り換え回数を減らしたい方におすすめです。またカビやコケの発生を抑える効果もあるため、湿度が高い地域にお住まいの方も候補に入れてみてください。

塗料選びのポイント

ここでは、塗料を選ぶ際に注意したいポイントをご紹介します。

コストパフォーマンスを確認する

外壁塗装の塗料を選ぶ際、価格と耐用年数に注目する人は多いと思いますが、安ければいいというものではないですし、耐用年数の長さだけで選んでしまうと、莫大な費用がかかってしまう可能性もあります。また長く住む家の塗料を安さ重視で選んでしまうと、結局何度も塗り替えを行うことになり、トータルでかかる費用がかさんでしまう可能性もあります。

塗装する住宅にこれから何年住むのかや、予算をしっかりと考えて選びましょう。

色ツヤを確認する

塗料は、製品によって醸し出されるツヤや色が異なります。気になる塗料を使用した施工事例をチェックしたり、カラーバリエーションを調べたりして、どのようなものが良いか目星をつけておくのがおすすめです。その上で業者に相談すれば、ぴったりの製品を選んでくれるでしょう。

また色やツヤは、見た目の問題だけではありません。耐久性や撥水性、汚れの目立ちにくさにも関わるため、不安な方はプロの意見を聞いてみてください。

機能性を確認する

塗料によって、備わっている機能は異なります。住んでいる場所の環境に合わせて、どのような機能が必要かを考えてみましょう。例えば、暑い地域や寒い地域にお住まいで、空調代を抑えたいときには、遮熱機能や断熱機能が付いているものがおすすめです。ほかにも、光触媒技術や防カビ機能などの機能を付加できるケースもあるため、業者に相談してみましょう。

まとめ

この記事では、塗料の種類や選び方のポイントを解説しました。今回ご紹介した内容を参考にしていただき、希望や条件に合った塗料を選んでみてください。迷った場合には、ぜひ専門の業者に相談して、プロの意見を聞いてみてくださいね。