中古住宅リフォームは住みながらでもできる?可能なケース・注意点も
中古住宅を購入する際、仮住まいを用意せずに住みながらリフォームできないだろうかと考える方も多いと思います。また、住んでみて気になる箇所が出てきたら、住みながら直してもらおうと考える方もいるかもしれません。そこでこの記事では、どの程度であれば住みながらでもリフォームできるのか、住みながらリフォームする場合の注意点などについて解説したいと思います。
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中古住宅のリフォームは住みながらでもできる?
住みながらのリフォームは、リフォームする箇所や規模によっては可能です。ここからは、住みながらできるかの判断基準を解説します。
住みながらできるリフォーム
住みながらできるリフォームは、小規模なものに限定されます。例えば洗面台やトイレなどの設備交換、部分的なクロスや床の張り替えなどであれば住みながらのリフォームが可能です。
一定規模以上のリフォームは住みながらでは難しい
長くても3~4日程度で終わるような部分的な小規模リフォームであれば、住みながらのリフォームでも問題ありませんが、それ以上の規模になると住みながらでは難しいでしょう。例えば家全体の壁紙や床を張り替えたい、ユニットバスを交換したい、間取りを変えたいなどといった工期が長くかかるものや家全体に及ぶ工事は、仮住まいを用意する必要があります。
住みながらリフォームする場合の注意点
住みながらリフォームする際の注意点をご紹介します。
リフォーム箇所が使えないことで費用がかかる
工事中はリフォーム箇所が使えないため、その分の費用がかかる場合があります。例えばキッチンの入れ替えであればリフォーム期間中は外食やテイクアウトを利用しなければなりませんし、お風呂のリフォーム中に銭湯や温泉を利用するのであればその分の費用がかかります。
騒音やほこり
リフォームには、既設の設備を外したり壊したりする作業が伴うので、少なからず騒音やほこりが発生します。騒音に関しては近所迷惑になる可能性もあるので、必要に応じて事前に説明するなどの配慮が必要です。
家具の移動が必要
どんなリフォームでも、付近の家具の移動が必要な場合がほとんどです。移動自体は業者の方がやってくれる場合が多いですが、移動することで不便が生じることも想定しておきましょう。
頻繁に業者が出入りする
住みながらリフォームをする場合、生活空間に頻繁に業者が出入りすることは避けられません。タイミングによっては食事やリモート会議などに影響を及ぼすケースも考えられます。また、中には見ず知らずの人が自宅に出入りすることにストレスを感じる人もいるでしょう。住みながらのリフォームを検討するのであれば、想定される状況をあらかじめ家族で話し合うことが必要です。
住みながらのリフォームに向かない人
住みながらリフォームする場合、その期間に使えない箇所が発生します。それが我慢できない方は、住みながらリフォームすることは諦めた方がいいでしょう。また、他人が生活空間に出入りするのに抵抗のある方も、住みながらのリフォームには向きません。工事内容と期間、それによって発生する事案、自分の許容範囲をすべて照らし合わせた上で決断することをおすすめします。
住みながらのリフォームは、仮住まいを用意せずにリフォームできるため費用が抑えられると考える方が多いと思いますが、業者が配慮して丁寧に養生したり静かに動くことが求められるため、効率が低下することは避けられません。総工費を抑えたいのであれば、仮住まいを準備して一度に広範囲の施工を行った方がいい場合もあります。
中古住宅に住みながらのリフォームは慎重に検討しよう
部分的な小規模リフォームであれば、住みながらでも十分可能ですが、一定規模以上のリフォームは、それによってどの程度生活に支障をきたすのかを想像した上で慎重に判断する必要があります。特に家の構造に関わる部分の改修が必要な場合は、入居前に一気にリフォームを済ませてしまうことをおすすめします。
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