ベランダは常に雨風にさらされているため、防水用の塗装が必要です。塗装をせずに放っていると、さまざまなデメリットが生じます。今回は、ベランダの外壁塗装を検討すべき目安をご紹介します。誰でも判断できるようにわかりやすく解説するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を読むための時間：3分

ベランダにも塗装は必要

ベランダは雨の影響を受けやすいため、水の侵入を防ぐための防水塗装を施し、ベランダの床や屋上の床を保護しなければなりません。また雨水は、壁を伝って階下へ流れていくため、外壁材を守るための外壁塗装も必要です。雨漏りを引き起こさないために、ベランダも定期的に塗装しておきましょう。

ベランダの劣化状況を判断するチェックポイント

ここからは、ベランダの劣化状況を判断するためのポイントを解説します。

カビやコケが生えた

ベランダの防水機能が低下してしまうと、カビやコケが発生します。そのままにしておくと、見た目が悪いだけではなく、アレルギーなど人体悪影響を及ぼす恐れがあります。健康を害する前に、早めに除去しましょう。また防カビ成分や防藻成分の入った塗料も販売されているので、湿度の高い地域にお住まいの方や、カビやコケがどうしても気になる方は、塗装業者に相談してみてください。

笠木がサビた

笠木とは、ベランダの手すり部分などに用いられる仕上げ材のことです。笠木は普段、ベランダ内に侵入しようとする雨を外部に流す重要な役割を果たしています。その笠木がサビてしまうことで雨が侵入しやすくなり、ベランダの劣化が進んでしまうのです。

剥がれや浮きが目立つ

ベランダの剥がれが目立つのは、ダメージが蓄積しているサインです。表面だけ剥がれている場合であれば早めに塗装すれば良いのですが、内部の防水層まで劣化している場合は、雨漏り防止のためにも早めに修繕する必要があります。また、ベランダ塗装の浮きが目立つ場合は、塗装内部に空気や水が溜まっているかもしれません。こちらも雨水防止のために早めに修繕しましょう。

ヒビ割れしている

ベランダがヒビ割れしている場合、早めに対処しなければ、下地の腐食の原因になってしまいます。ヒビを埋めるコーキング工事が終了したら塗装業者に依頼して、防水材で処置を行いましょう。

排水部分が劣化している

排水システムが劣化してしまったり、防水機能が低下してしまったりすると、ベランダの床に水が溜まってしまうだけでなく、雨漏りの原因にもなってしまいます。床の傾きに異常がある場合には、防水塗装を一度すべてはがし、床の内部を補修しなければなりません。

ドレンのゴミ詰まりがないのに水たまりができやすくなったときには、業者に依頼して劣化状況を確認してもらいましょう。塗装業者に依頼する際には、ドレンの防水工事の内容も事前に伝えておくことをおすすめします。

雨漏りしている

すでに雨漏りしてしまっている場合、一刻も早く修繕しなければ、家の内部まで傷めてしまう可能性があります。また、雨漏りに気づかなくても、雨漏りの跡がある場合にも要注意です。天井が捲れてしまったり、家の土台が腐食してしまったりするため、早急に補修工事を依頼しましょう。

ベランダを外壁塗装する際のNG例

ここからは、ベランダを外壁塗装する際のNG例を解説します。

ベランダ塗装のみを行う

防水塗装のみの施工であれば問題ありませんが、ベランダの外壁塗装を行う場合には、足場費用が必要です。何階に住んでいるかにもよりますが、足場費用は決して安くありません。そのため、ベランダ塗装のみに足場費用をかけてしまうと少々もったいないです。トータルでかかる費用を考慮すると、住宅の外壁塗装とまとめたほうがお得でしょう。

自力で補修に挑戦する

ベランダのヒビ割れやサビの修繕など、軽微な補修であれば、自分で挑戦しようとする方も多いようです。しかし、知識が十分でない人がDIYで修繕を行うと、かえって劣化を助長してしまう可能性があります。結果的に状態が悪化し、本来必要なかったはずの修繕費用が、余計にかかってしまう可能性があるため、初めから塗装業者に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、ベランダの外壁塗装や修繕を検討すべき目安や、外壁塗装をする際のNG例をご紹介しました。ベランダは、直接雨水や紫外線の影響を受けるため、塗装できちんとガードしておかなければなりません。今回ご紹介した判断基準を参考にしていただき、少しでも気になるところがあればすぐに塗装業者へ相談してくださいね。