外壁塗装の匂いが及ぼす影響は?匂い対策やご近所マナーを解説
外壁塗装を行う際に気になるのが「匂い問題」ですよね。「悪影響があったらどうしよう…」「近所の方に迷惑をかけてしまうかもしれない…」と思うと、躊躇してしまうかもしれません。そこで今回は、外壁塗装の匂い対策や、施工を行う際のご近所マナーをご紹介します。匂いに関する心配を解消するためにも、ぜひ読んでみてくださいね。
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外壁塗装の匂いは悪影響を及ぼす?
外壁塗装をする際には、塗料から必ず匂いが出てきます。近年の塗料は体に優しく作られているものがほとんどですが、どんなに濃度の低いものであっても、個人の体質によっては、吐き気やめまい、頭痛等を引き起こしてしまったりする可能性があります。そのため、人体や動物への悪影響が全くないとは言えないのが現状でしょう。
しかし、使用する塗料を選び、塗装時の対策をしっかりと行うことで、トラブルを回避することは可能です。
外壁塗装の匂い対策4選
それでは、外壁塗装の匂い対策をご紹介します。
水性塗料を選ぶ
使用する塗料によって、匂いの強さや種類は異なります。基本的に、油性塗料ではなく水性塗料を選ぶと、施工中の匂いの不快感は大きく低減されます。油性塗料は、希釈する際に有機溶剤(シンナー)を使用しますが、水性塗料の場合には水を使うため、気になるシンナー臭がありません。
専用のマスクを使用する
臭い対策専用のマスクには、消臭成分や活性炭素が含まれており、普通のマスクよりも気になる匂いをカットすることができます。通常の不織布マスクを重ねて使用するよりも苦しくなく、効果が高いため、専用のマスクがおすすめです。臭い対策のマスクは、ドラッグストアなどでも手軽に購入できます。
施工中は換気を徹底する
外壁の塗装期間中は、家の中の換気を徹底的に行いましょう。匂いは基本的に、下方に向かって流れていくため、2階にいれば匂いが軽減されるかもしれません。サーキュレーターや扇風機を上手く活用し、匂いを外へ流してください。
作業中は窓を開けられなかったり、逆に匂いが入ってきてしまったりする可能性があります。作業中の換気の可否については打ち合わせの段階で確認しておきましょう。作業の終わった夜間には、しっかりと窓を開けて換気をしておいてください。
外出する
匂いや人体への影響がどうしても気になってしまう場合、工事期間の間は外出してしまうのもおすすめです。宿泊施設に数日間避難しておけば、匂いの心配をする必要がなくなります。何らかの事情で外泊が難しい場合には、作業を空いている時間帯だけでも外出しておけば問題ないでしょう。
外壁塗装を行う場合のご近所マナー
近隣住民に黙って外壁塗装の工事を行った場合、後からクレームが出てくることは珍しくありません。トラブル防止のためにも、外壁塗装前に近隣への挨拶を行っておきましょう。
できるだけ早めに近隣住民の家へ出向き、「○〜○日に外壁の塗装工事を行います。匂いや音でご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。」と伝えてください。塗装業者が単独で挨拶に行くケースがありますが、家主も一緒に行った方が印象が良いでしょう。また、近隣住民に小さな子供がいる場合には、工事のために大きな車が出入りすることを伝えておくことをおすすめします。
心配なことがあれば業者に相談してみよう
外壁塗装を行う際の匂いレベルや対策方法は、体験してみなければわからないことばかりです。少しでも心配なことがあれば、放置せずにプロの塗装業者へ相談しましょう。これまでの多くの経験から得た知識をもとに、その家の状況に合わせたベストな解決方法を提案してくれるはずです。
まとめ
今回は、外壁塗装の臭い対策や、施工を行う際のご近所マナーをご紹介しました。塗装に使用する塗料は、基本的に人体へ害の少ないものを使用しますが、体質などによっては必ず安全だとは言い切れません。
対策を知りたい場合や、心配なことがあれば、プロの業者へ相談することが一番有効です。匂いが少なく安全性の高い塗料や、ベストな対策を提案してくれるでしょう。今回ご紹介した内容も、ぜひ参考にしてみてくださいね。