中古住宅の外観リノベーションでできる範囲は?4つのメリットも解説
中古住宅のリノベーションというと、内装を大々的に改修するイメージがあるかもしれませんが、実はリノベーションによって外観も一新できます。さらに外観のリノベーションは見た目が大きく変わるだけでなく、快適性を高めたり家の寿命を延ばせるメリットもあります。そこでこの記事では、外観リノベーションでできることや、外観のリノベーションで得られるメリットについて解説していきます。
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中古住宅の外観リノベーションでできること
まず、中古住宅の外観リノベーションでできることをご紹介します。
外壁の塗装・張り替え
外壁の塗装や張り替えは、建物の見た目を大きく変えられる外観リノベーションの一つです。既存の外壁の上から塗り直す方法と、すべて取り除いてから張り替える方法があります。手法については、既存の外壁の劣化具合も関係するため、判断が難しい場合はプロに相談しましょう。
屋根の塗り直しや葺き替え
屋根の塗り直しや葺き替えも、外観のイメージを大きく左右します。ただし、屋根は見た目だけでなく建物を守る重要なパーツであるため、劣化の程度によって大掛かりな改修が必要になるケースもあります。どの程度の改修が必要かはダメージの状況によって変わるため、プロに判断してもらうことをおすすめします。
外構の新調や変更
外観リノベーションでは、デザイン性の向上やプライバシー確保のために外構を新調したり変更することも可能です。また、駐車場や庭などを使い勝手良くリノベーションすることもできます。外構は生活に支障をきたす箇所ではないため後回しにされがちですが、家の顔とも言える場所なのでできればこだわりたいところです。
外観リノベーションの4つのメリット
外観リノベーションのメリットは以下の4点です。
- 建物の寿命が延びる
- 遮熱性が高まる
- メンテナンス費用を削減できる
- 売却しやすくなる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
建物の寿命が延びる
築年数の経った家は、外壁や屋根にひび割れなどのダメージが見られます。ダメージをそのまま放置すると下地材や家の内部にまで影響が及び、建物の寿命が縮んでしまうことに繋がりかねません。屋根や外壁のリノベーションによって劣化を抑えられれば、建物全体の寿命が延びます。
遮熱性が高まる
屋根や外壁のリノベーションには、遮熱性を高める効果もあります。外壁塗料にはさまざまな種類がありますが、外壁の温度上昇を抑える塗料を使えば室内も快適な温度に保ちやすくなります。屋根も同様に遮熱効果のある材料を使うことで、より快適性が高まります。
メンテナンス費用を削減できる
外壁や屋根、駐車場や庭などに使用する素材を工夫すれば、メンテナンス費用を削減できます。例えば外壁に防カビ効果のある塗料を選んだり、水はけが良くなるような外構設計にするなどしてきれいな状態が長く続くようにすれば、メンテナンスの回数や費用を抑えられるでしょう。
売却しやすくなる
外観リノベーションを行った家は、リノベーションしていない家に比べて売却しやすくなる利点があります。築年数が経っていても外観を一新すれば現代的なイメージになり、見た目の良さが購買意欲に直結するため売れやすくなるでしょう。さらにリノベーションによって家の寿命が延びていることも高評価のポイントです。
中古住宅のリノベーションは外観まで視野に入れよう
家の外壁や屋根、外構は、家そのもののイメージに直結するため、外観をリノベーションすることでまるで家全体が生まれ変わった印象を与えられます。さらに家の寿命を延ばしたり快適性を高める効果も期待できるため、中古住宅をリノベーションする際は、外観まで視野に入れて総合的に判断することをおすすめします。