外壁のひび割れを見つけたら?原因と対処法の注意点
家の外壁に、ひび割れを見つけた経験はありませんか?ひび割れには、放置しても大丈夫なものと危険なものがあり、素人では判断が難しい症状です。本記事では、外壁のひび割れはどんな原因で起こるのか、そして見つけたときにはどのように対処すればいいのかをご紹介します。
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外壁塗装にひび割れが発生する原因は
外壁塗装にひび割れが発生する原因はいくつか存在します。ここでは、ひび割れの主な原因を2つご紹介します。
経年劣化
経年劣化とは、長い年月使用されることにより自然と起きる劣化のことです。外壁材には素材ごとに耐用年数がありますが、いずれも長い年月による経年劣化は避けられません。とくに毎日のように紫外線や雨風にさらされ続ける外壁は、経年劣化が起こりやすくなっているため、定期的なメンテナンスが必要となります。
地震や台風などの災害
地震や台風・水害などでもひび割れが発生する可能性があります。大きな自然災害が起きたあとは、安全を確認しながら、ひび割れがないかを確認しましょう。こうした衝撃で起きたひび割れは、外壁塗装だけでなく外壁材も傷ついている可能性があるので、早めに見つけることが重要です
外壁塗装のひび割れを見つけたら?
外壁塗装のひび割れを見つけた場合は、どのように対処すればいいのでしょうか。ひび割れ状況の確認方法や、専門業者に依頼する目安についてご紹介します。
ひび割れのサイズを確認
まず大切なのは、ひび割れの幅を確認することです。自宅にあるメジャーなどでも計測は可能ですが、「クラックスケール」という、よりひび割れの幅を詳細に計測できる測定器があります。ホームセンターやネットショップでも購入できるので、ひとつ準備しておくと役に立ちます。
幅が0.3mm未満なら経過観察
幅が0.3mm以下のひび割れは、一旦経過観察でも大丈夫です。しかし、今は細いひび割れも、時間が経過するとともに、大きなひび割れになる可能性があります。幅が0.3mm以下のひび割れを見つけた後は必ず定期チェックをして、少しでも幅が太くなったり、ひび割れの範囲が広がったりしたときには、専門業者への連絡を検討しましょう。また、自分で程度の判断が難しい場合も、一度専門業者に診て貰ってください。
幅が0.3mm以上なら業者へ相談
幅が0.3mm以上のひび割れは、補修を検討してください。ひび割れは大きくなるほど、雨水の侵入を許して外壁塗装だけでなく外壁材にも被害を及ぼします。0.3mm前後の幅なら自分で材料を揃えて補修することも可能ですが、専門業者に相談して、ひび割れの原因や及んでいる範囲も調べて貰うことをおすすめします。
外壁塗装のひび割れを業者に依頼する理由は?
規模の小さなひび割れであれば、ネットで検索すると自分で補修する方法がでてきます。しかし、素人がDIYで補修することは、あまりおすすめできません。外壁塗装のひび割れを専門業者に相談したほうが良い理由は以下の通りです。
外壁塗装の補修には知識が必要
外壁塗装の補修には、さまざまな知識が必要となってきます。また、自分で補修を行う場合には、専用の道具も揃える必要があります。簡単なセメントスプレーなども販売されていますが、一時しのぎにしかならず、すぐひび割れが再発する可能性も。使っている外壁塗装の素材、ひび割れの種類などを見極めて適切な処置をして貰うためにも、専門業者にお願いをしましょう。
場所によってはケガの危険性
外壁塗装のひび割れ部分が高所や足場の悪い場所にあると、転倒・転落などの危険性があります。道具も、誤った使い方をするとケガをする可能性があるため、補修作業はプロに任せるのが最も安全です。
自己判断は家を劣化させることも
外壁塗装のひび割れを補修するかしないかの判断や、実際の補修を素人判断で行うと外壁を余計に劣化させてしまう可能性があります。外壁塗装の劣化は、ゆくゆくは外壁にも及び、雨漏りや湿気によるシロアリ・カビの発生など家自体を蝕んでいく恐れも。専門業者にしっかり相談して、正しく補修することが大切です。
外壁塗装のひび割れに素人作業は危険。専門業者へ補修作業を依頼しよう
外壁塗装のひび割れは、早急に補修が必要な場合があります。初期段階だとしても、この先も家を守るためにはプロの判断が一番大切です。気になるひび割れを見つけたら、決して自己判断はせずに、一度専門業者に相談をして診て貰うようにしましょう。
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