
ここでは、初めてサイディング外壁を塗替えをする方向けに注意事項をまとめました。
いろいろ不安があると思いますが、気になることや心配なことを一つ一つ解決していきましょう。
技術監修 ジャパンテック神奈川 萩原 寛明
サイディングの変形、反りがある場合


サイディングは経年劣化で変形して、 反ることがあります。
変形・反りが出るとすき間から雨が入りこんできますので、注意をしておいた方が良いでしょう。
雨が入る量が多ければ、室内まで到達して雨漏りを引き起こすことも事例としてあります。
外壁塗装の時にはコーキングで埋めるなどの処置が有効です。
サイディング塗装と一緒にコーキング工事も行うべき


コーキングとは、「サイディング壁のつぎ目」や「窓周り」に使われている部材です。
コーキングは雨が入らない様にするためにの物で、外壁サイディングと同じようなタイミングでお手入れが必要になります。
一緒にメンテナンスした方が、ランニングコストが安く上がります。
弾性系塗料は使うとトラブルが起きることがある


弾性塗料とは伸び縮みする塗料のことです。
外壁にひび割れが出来ても弾性塗料が伸びてくれますので、防水性を保つことができます。
実用性の高い塗替え用の塗料です。
ただ、残念なことにサイディングと相性が悪い。
理由は「伸び縮みする塗料は柔らかい」という点と、「サイディング材は断熱性能が高い」という点。
この2点が弾性塗料を使うと問題の引き金になります
~サイディングボードに、弾性系塗料を塗ってしまうと~




外壁が膨れている事例①

外壁が膨れている様子②

外壁が膨れている様子③
サイディングに弾性塗装をしてしまってトラブルが起きたケースです。
プクプクと膨らんでいる様子が分かると思います。
伸び縮みする塗料は柔らかいのため、熱によるフクレを起こすことがありますので注意が必要です。
最新のサイディングは、注意が必要


サイディング材には、「汚れにくさ」を追求している商品がいくつかあります。
汚れにくくする為に表面に特殊なコーティングがされていて、塗り替え塗料が密着しにくいのが特徴。
通常のサイディングと勘違いして工事をすると、塗装のハガレがおきます。
最近多い外壁塗装業者のトラブルなのでご注意下さい。
汚れないサイディングで代表的な商品
・光セラ(光触媒反応)
・フッ素塗料
・無機系コーティング
これらのサイディング材を塗替えをしたいときは、適合するプライマー(下塗り塗装)をきちんと確認しましょう。
汚れないサイディングの特徴
サイディング壁のひび割れはきちんと直そう


サイディングがひび割れを起こすのは、
「サイディング材の防水性がなくなる」
「太陽の紫外線」が原因です。
ひび割れは一度発生すると、雨が降るたびに水分が入り込むようになるので、キチンと補修をしましょう。
ひび割れの補修方法には3パターン「Vカット補修」「Uカット補修」「張り替え」




「Vカット補修」
ひび割れをカッターナイフでVの字に切り開いて、コーキングを注入する方法です。

「Uカット補修」
Vカットよりも大きくひび割れを切り開く方法です。ひび割れは完全に治りますが補修跡がはっきりと残ります。

「張り替え」
残念なパターンです。ひび割れから雨が多く入っていた場合などは無理せず張り替えをした方が良いこともあります。

サイディングの外壁塗装で一番大切なのは、下地調整です。
ひび割れの補修は下地調整の中でも重要項目。
ひび割れのサイズ、発生した場所などを考えて、きちんと処理することをお勧めします。
激しい傷み、サイディング壁の張り替え
お風呂場の窓まわりに多い。サイディングが凍ると体積膨張で壊れる


サイディングがダメになる原因があるんです。
それは、「結露」や「凍害(外壁が凍る)」といった、予測がむずかしいケースの劣化です。
結露と凍害は、外壁塗装では解決出来ないケースがあるため、 張り替えという選択肢も含めておいた方が良いです。
※結露の場合は、塗るだけの対処療法で終わらせてしまうと、大きな問題をのちに残すことになりかねません。
これが結露の症状。サイディングをよく見れば分かります。


矢印のところ、サイディングが少しふくらんでいるのが分かりますでしょうか?
指で押すと、プカプカしたような触り心地です。
これは、サイディングの裏側で結露が発生しているときにあらわれる症状。
サイディング自体はまだツヤが残っていて、防水性もあります。ですが、結露で後ろからサイディングをダメにしてしまっているケースです。
1度目のサイディング外壁塗装は、お早めに


サイディング外壁塗装のまとめ
自宅の変化というのは、毎日見ていると分かりづらいものです。
「ひび割れ」・「色あせ,退色」・「防水性,張り替え」・「コーキングの劣化,雨漏り」 色々なリスクが日々高まっていきます。
あまり放置せず、定期的な確認とお手入れをして長持ちさせましょう。
