【外壁塗装】劣化しにくい色はどれ?色あせの原因や色選びのポイント
「外壁塗装の色を何色にしよう?」と、お悩みではないですか?外壁塗装の色選びに迷っているのであれば、色あせしにくい色や劣化しにくい色も視野に入れてみましょう。今回は、塗料の色を選ぶ際のポイントや、劣化しにくい色をご紹介します。ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事を読むための時間:3分
外壁が色あせする原因
外壁は、時間の経過とともに色あせが目立ってきます。ここからは、外壁が色あせする原因について解説します。
化学変化によるもの
鉄がサビてくると赤黒く変色するように、外壁も化学変化によって変質し、色が変わってしまいます。この化学変化による変色が、色あせたように見えてしまうのです。
紫外線によるダメージ
外壁塗装が色あせする原因で最も大きいものは、太陽光の熱と紫外線です。熱と紫外線によって塗料の樹脂が破壊されることにより、南向きの壁の方から劣化が進行していきます。また激しい雨風も劣化原因の1つといえますが、自然現象によるダメージは避けようがないため、定期的なメンテナンスを行うしかありません。
劣化が目立ちにくい色はどれ?
色あせや蓄積した汚れの問題を解決するには、塗装しなければなりません。しかし塗装までの期間のことを考えると、できるだけ劣化が目立たない塗料を選びたいですよね。そこでここからは、色あせや汚れが目立ちにくい外壁の色をご紹介します。
クリーム系・アイボリー
色あせの目立ちにくい代表色が、クリーム系アイボリーなどの淡い色です。さらにこれらの色は、黄砂などが付着しても判りづらく、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。もともとの色が淡いことから、褪色してしまってもそれほど気にならないでしょう。
グリーン系
グリーン系の色で塗装すると、緑を含むコケやカビのような汚れが目立ちにくくなります。淡いグリーンを選べば、色あせも気になりづらいでしょう。グリーンは個性的すぎて難しそう…というイメージも大きいかもしれませんが、色味や明るさを調節すれば、周りと調和しやすいカラーです。
淡いグレー
根強い人気を誇る外壁のカラーは、淡いグレーです。スタイリッシュで高級感があるだけではなく、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。グレーは中間色に分類されるため、コケやカビの緑色、黄土ぼこりや黄砂の黄色系の色の、どちらもあまり目立ちません。
塗料の色を選ぶ際のポイント
ここからは、塗料の色を選ぶ際に注意したいポイントを解説します。
近隣の建物とのバランスを考える
外壁塗装の色を決める際には、自宅の屋根や玄関とのバランスのみを考えればいいわけではありません。周りの建物や住宅にマッチするか、広い範囲のカラーバランスを考えることも大切です。お住まいの地域によっては、景観ガイドラインによって使用しても良いカラーが決まっているケースもあるため、色を決定する前に必ず調べておきましょう。
色見本はきちんと確認しておく
本来ならば、同じ塗料を使用した家を実際に見るのが一番なのですが、現実的にはなかなか難しいため、サンプルを確認することがほとんどです。しかし、小さいサンプルでは、色のイメージにズレが生じやすいと言われています。そのため、色見本を見る際にはできるだけ面積の大きいサンプルで確認してください。
また。実際に塗装すると、サンプルよりも色鮮やかに見える傾向があります。壁の広い面積に同色の塗装を施すと、サンプルよりも迫力がある分、色の印象も強くなるためです。そのため、サンプルを見ながら選ぶ際には、実物はさらに鮮やかであることを想定し、少し暗いかな?と感じるトーンを選びましょう。
汚れが目立ちにくい色を選ぶ
美観を保つためには、色あせなどの劣化が目立ちにくい色を選ぶことも大切ですが、汚れが付着したときに目立ちにくいことも大切な要素です。例えば白い壁は、太陽の光を吸収にしにくく、最も色あせしにくい色ですが、他の色よりも汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。家の周りの環境や掃除ができる頻度を含めて、塗装業者に相談してみましょう。
まとめ
劣化しにくい外壁塗装の色や、塗料の色を選ぶ際のポイントを解説しました。色の持つ効果はさまざまであり、素材や塗装の質感との相性によっても印象が異なります。気になる色を見つけたら、専門知識を持つ塗装の専門業者に相談してみましょう。
前の記事へ
« 危険!外壁塗装の剥がれを放置すると起きるリスク