【事例紹介】地下室の結露により、塗装が固まらないトラブル。
おはようございます。
ジャパンテックの萩原です。
桜が満開ですね! 昨日は、花見の方が町中多かったですね! 道によっては大渋滞(汗
秦野の桜です。(作業現場の近く)
めっちゃきれい!!
現場のブルーシート持ってきて昼寝したくなりますわ (笑)
地下室の塗装・結露が原因で塗装が固まらないトラブル
昨日工事が完了した、秦野市、半地下室の塗装です。
こちらの地下室内の塗装作業。
コンクリートで囲まれている部屋なので、明るいカラーで仕上げる計画をしました。
下見の時、工事開始のタイミングはちょうど雨だったのですが、結露などは一切ない状態です。
上塗り1回目を塗った後に、結露トラブル発生
下塗りをしてから、上塗り1回目の様子です。 コンクリート用の下塗り・内装用の仕上げ塗料。
いい感じに仕上がってます。 後日、仕上げを行います。
地下室 結露発生
塗った塗料がすべて流されています。
塗ったあとに結露が発生して、水分と交わり流れ落ちている状態です。
塗る前はなんでもなかったのに、塗装後に問題。 塗料が間違っているのではないのか? そんな声が聞こえてきそうですが、これは、塗料の問題ではなく ”地下室内の相対湿度” と ”塗装面の温度” 問題です。
地下室の相対湿度について
相対湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量のことです。
たとえば、お風呂でお湯を沸かしたり、雨が降った後の蒸し暑い日には、相対湿度が高くなります。
それに対して、冬の寒い日や風が強い日は、相対湿度が低くなります。
内装塗料は、含まれている水分が空気中に吐き出されることで硬化・乾燥します。
ですが、地下室という密閉空間では空気の循環がないため、塗装することで、結露が発生したようになります。
地下室塗装・結露対策をご検討中の方は参考にしてらえればと思います。
結果 結露対策は?
結果、どのように対策すればよいのでしょうか?
答えはシンプルです。
① 室内の気温を上げて、空気中に含むことが出来る水分量を増やす
② 塗装面の温度を上げる
③ 地下室の湿度を一定に保つように強制換気する
①・②は 一酸化炭素問題があるのでほとんど採用しません。
(電熱という方法もありますが、今回はなし)
③がシンプルです。
強制換気装置と、専用のダクトを設置。
上階にむけて排気します。
室内で風を動かすだけではだめで、湿気を多く含む空気を外に排出します。
そうすると、湿度の低い空気が流れ入ってくるので、塗料の乾燥を促進することが出来ます。
【補足、】
今回の秦野市のお客様宅地下室は、 半地下なので窓が2箇所ありましたが、窓を開けておくだけでは結露が発生しました。
窓換気で有効なのは、部屋の上下にある窓あれば、気温差で気流が生まれて換気が可能です。 秦野のお客様宅は半地下で、窓高さが同じだったので換気効率が悪く結露発生しました。
送風機を設置して塗装仕上げ(結露なし)
送風機を設置して、塗料の乾燥をさせることに成功です。
室内、壁・天井塗装 すべて完了いたしました!
帰りに桜を見ながら、帰ろうかしら・・・ 渋滞にはまりながら(笑)
今回、結露が発生しましたが、発生しないケースも多々あります。 建物の造りによる所も多いので、ケースバイケースで対応が必要ですね。
結露があまりにひどい場合は、結露対策塗料もあります。
お困りなことがありましたらいつでもご相談くださいませ。。。
では、今日も一日 宜しくお願いします。
萩 原